来年に控える東京五輪。熱い熱い戦いが楽しみで仕方ありません。
各種競技、誰が五輪に出るのか盛り上がる中、サッカーも「金メダル」を狙って着々とチーム作りを進めています。先のキリンチャレンジカップ、VSコロンビア戦は、A代表兼任監督の森保氏が指揮をとる国内初戦で、この時のベストと思えるメンバー選出でしたが、試合内容は連携ミスが多く、1対1でも負けまくり、いい所がない0−2の敗戦でした。
その前の試合で、ブラジル代表に勝利したこともあって「金」イケる?風の楽観的な雰囲気が漂いつつありましたが、世界はそんなに甘くないということがこの一戦で分かったはずです。この一戦だけで選手の評価はできません、が改めて気合を入れた”チーム”作りが求められています。
さて、「東京五輪」世代ですが、来年の本番に誰がピッチに立っているのか?がとても気になります。Jリーグで力をつけている選手、若くして世界に飛び立った選手、さらに下のカテゴリーからアピールをしている選手、たくさんのイキのいい選手がいますし、さらには最大3名使えるオーバーエイジ枠もあります。五輪はワールドカップと違って、選手登録数はたったの18名です。全てのポジションに2名選出することはできません。誰が東京行きのチケットを掴みとるのか?妄想していきます。
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まず前提として、森保監督はU22のフォーメーションをどうするのか?
A代表は「4−2−3−1」が多いのですが、アンダー世代は「3−4−2−1」でやることが多いので、基本それで考えていきますと、GK2名、DF3名、SH(SB)3名、MF7名、FW3名が妥当なところでしょうか。
まずは23歳以下の選手の中からメンバーを考えて、どうしても弱いところをオーバーエイジ枠で埋めることにします。登録選手が18名ということで何個かのポジションを担えるユーティリティー性のある選手も必要となります。
現段階の私が考える各ポジションごとの候補選手を考えていきたいと思います。
GK(予想枠2名)
ゴールキーパーに関しては、ある程度固まっているかと思います。広島で正GKを務める若き守護神の大迫、もともとこの世代の正GKだった小島か最近呼ばれている谷か。小島は全然試合に出れていないから試合勘の問題があるか。
○ 大迫敬介(広島/日本)
○ 小島亨介(大分/日本)
○ 谷晃生(G大阪/日本)
(その他)・波多野豪・山口瑠伊・オビパウエルオビンナ・・・
DF(予想枠3名)
DFは3バック。このポジションは、まずはボローニャ・A代表でもセンセーショナルな活躍を見せる若きCB冨安は本人も五輪に出たいようですし確定。板倉も所属先できちんと試合に出ているし、ボランチもできる選手なので確定でしょう。あと一人・・、サイズのある立田か、サイドもできる原や岩田か。
○ 冨安健洋(ボローニャ/イタリア)
○ 板倉滉(フローニンゲン/オランダ)
○ 立田悠悟(清水/日本)・原輝綺(鳥栖/日本)・岩田智輝(大分/日本)
(その他)・大南拓磨・岡崎慎・瀬古歩夢・・・
SH(SB)(予想枠3名)
実績からいえばまず杉岡でしょうか。浦和でしっかりと試合に出ている橋岡や横浜FMでリーグ優勝に貢献した遠藤、コンサの菅、オランダAZで勢いに乗る菅原なんかも候補か。
○ 杉岡大暉(湘南/日本)
○ 橋岡大樹(浦和/日本)
○ 菅原由勢(AZ/オランダ)・菅大輝(札幌/日本)・遠藤渓太(横浜FM/日本)
(その他)長沼洋一・・・
MF(予想枠7名)
DHは3名で予想。コパアメリカでは、柴崎岳と中山が担っていたポジションです。ここは監督の信頼厚い柴崎がオーバーエイジ枠で選出できるのかどうか。
○ 中山雄太(ズウォレ/オランダ)
○ 田中蒼(川崎F/日本)
(その他)田中駿汰・渡辺皓太・松本泰志・・・
激戦区の攻撃的MFはとても予想が難しいところ。堂安、久保、三好、安部、食野とイキのいい若手が揃っています。最近のチームでの状況や親善試合などを見ていると、堂安と久保は決まりか。ずっと主力で出ていた三好も入れるとこのポジション皆レフティーになるのがちょっと気になる。安部、食野もいい選手だけどまだ飛び抜けていない。コパアメリカでは中島翔哉がレギュラーだったけど、ポルト移籍後ちょっと壁にぶち当たっている感がある。
○ 堂安律(PSV/オランダ)
○ 久保建英(マヨルカ/スペイン)
○ 三好康児(アントワープ/ベルギー)
(その他)安部裕葵・食野亮太郎・・・
FW(予想枠3名)
悩みどころです、このポジション。実績で言えば、上田、前田、小川、旗手あたりがリードですが、世界相手にどれだけやってくれるか。タイプ的には万能型の上田、サイズのある点取り屋小川、スピードタイプの前田、旗手。将来の日本を背負って立つCF育成が必須ですから、オーバーエイジで枠を埋めるのではなく、若い世代で選出してほしいところです。
○ 上田綺世(鹿島/日本)
○ 前田大然(マリティモ/ポルトガル)
○ 小川航基(水戸/日本)
(その他)旗手怜央・・・
オーバーエイジ枠は?
こうしてみると各ポジションにいい選手が揃っていますが、厳しいトーナメントを勝ち抜く上で、センターラインに核となるオーバーエイジを入れたくなります。
苦しい時に修正しチームを引っ張れるタイプの選手で、さらに五輪出場が叶わなかった過去がある選手がいいか。DHとCF、あとCBにも一人入れてみるとして・・
DHは柴崎岳、CFは鈴木優磨、CBは昌子源(怪我から復帰してほしい)の元鹿島組みをチョイスなんてどうでしょう。
東京五輪サッカーのメンバー予想
<3−4−2−1>
CF 鈴木優磨(シントトロイデン/ベルギー)
シャドー 久保建英(マヨルカ/スペイン)堂安律(PSV/オランダ)
SH 杉岡大暉(湘南/日本)菅原由勢(AZ/オランダ)
DH 中山雄太(ズウォレ/オランダ)柴崎岳(デポルティーボ/スペイン)
DF 板倉滉(フローニンゲン/オランダ)冨安健洋(ボローニャ/イタリア)昌子源(トゥールーズ/フランス)
GK 大迫敬介(広島/日本)
サブ
小川航基、前田大然、安部裕葵、田中蒼、原輝綺、岩田智輝、谷晃生
ユーティリティー性も加味しての選考です。海外組だと出たくてもチームが出してくれないパターンがありますし、怪我や調子など、これからの数ヶ月でどうなるかわかりませんが、このメンバーなら結構いいところに行けそうな気がします。
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