縦走(じゅうそう)・・・稜線伝いに歩いて山から山へ向かう山行スタイルのことを「縦走」といいます。山登りをしていると、いつかは縦走したいなと思います。日本アルプスあたりの標高の高い山の稜線歩きは展望の素晴らしさが売りで、感動すること間違いないでしょう。いつかは本格的な縦走、やってみたいところ。
ただ、一般的に縦走するなら山で寝泊まりする必要があります。山は危険です、夜の山は真っ暗ですし、危険な動物がいるかもしれません。それ相応の装備、登山技術が必要となりますから、初心者にはちょっと敷居が高いのも事実。
そんな初心者登山者には、まず札幌市内で気軽に縦走気分が味わえる「三角山からの大倉山」。
このコースはいかがでしょうか?
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三角山と大倉山
札幌市西区にある三角山(標高311m)は明治の頃から市民に親しまれている山で、頂上には一等三角点が設置されております。
一等三角点というのは地図を作成する際に、測量の基準になる点だそうで、昔から行われている三角測量(三角形の一辺の距離と二角の角度を知ることで他の二辺の距離を計算する方法)を行う際の基準点で1等から4等まであるんだそう。意味がよくわかりませんしが、とりあえず測量の世界では重要な「点」のようだ。
さて、「三角点」の話は置いといて、「三角山」について。
登山口は宮の森登山口と山の手登山口の二つがあります。車で行く場合は、山の手登山口側に駐車スペースがあります。10台から15台くらいは駐車できるかな?公衆トイレもありますので安心です。
今回、私たちのゴールは大倉山なので、車では行かずに地下鉄西28丁目駅からバスに乗り継いで山の手登山口へやってきました。登山口にはストックが置いてあり、自由に使って良いようです。使い終わったらきちんと返却しましょう。
登山開始。案内板が所々にあり、○の坂と書かれた標識もいたるところにあるので、その標識にそって行くことで迷うことなく順調に登っていきます。決して急ぐこともなくお話をしながらテクテク登ります。
体がちょっと温まってきたかな?と思った矢先、気づいたら三角山山頂に。あっという間です。約30分の登山。ほんとあっという間です。
札幌市内がまずまずきれいに見えます。さて、しかし、我々のゴールはここではありません。一休みして早速出発し、小別沢トンネル方面に向かいます。
せっかく登ったのに、結構下って行きます。その後は木々の中の登山道をひたすら進みます。
お話ししながら歩くこと約30分ほど、またもやあっという間に「大倉山ジャンプ競技場」の標識が出てきます。大倉山の標識があるのかと思いちょっと探したのですがないんで、標高307m大倉山に到着したことにします。
私の娘もこの余裕。結構楽チンな道のりでしたよ。
大倉山はスキージャンプ競技場のあるところで、上から見るとこんな感じ。
なかなかの高さです。ジャンパーはこの高さから飛び出すんですから正気とは思えません、まさにぶっ飛んでますね。
この縦走路ですが、実はまだここで終わりではないんです。さらに奥に奥三角山という山があって、そこまで行ってプチ縦走。ただ今回の我々は大倉山でアイスを食べるのが目的だったので、プチプチ縦走ということでここで終了(下山)します。
リフトに乗って下山し、大倉山ジャンプ競技場から地下鉄円山公園駅までのバスに乗り帰宅。
札幌市内からこんなに近いのにちょっとした縦走気分を味わえます。登山自体は1時間ちょっと。縦走路はほぼ平坦でスキップしながらでも進めます。
とっても楽チンで、でも一応札幌50峰の2座を制覇できるこのルート。機会があればチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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2 Replies to “札幌市内でプチ縦走。「三角山、からの大倉山」”