札幌は長い冬が明けて、今日の気温は18℃ほど。やっと春らしい気持ち良い季節になってきましたね。道端を覗くと、クロッカスがチラホラと顔を出していました。
(札幌市中央区にて)
ちなみに一年前に撮った「クロッカス」
そんな気持ちの良い「春」なんですが、この季節はどうもメンタルがやられる人が多いようです。
こんなに気持ちの良い季節なのに、なんで?と思いますが、精神科の業界では
この季節は「要注意時期」と言われているようなんです。
何で、春は要注意時期なんでしょう?
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春は「変化」の季節
春は、何かと「変化」がある時期です。天気は不安定で、気温が急に暖かくなったかと思えば、急な雨が降って寒かったり。花粉症の季節でもあります。花粉症っていうだけで嫌気がさします。
また、会社では新人が入社したり、人事異動で新しい人と働く場面が増えたり、はたまた、自分自身が新しい環境へ移ることもあります。
人は、何らかの変化が起こると、体は緊張し自律神経が働いて、その変化に馴染もうと頑張ります。人はそのようにできていてそれが普通です。適度な変化であれば問題ないのですが、その変化が激し過ぎると、体が追いつかず、心身に何らかの症状が出てしまいます。
現代人は、生きているだけで様々なストレスがかかっています。身近な部分でいえば人間関係の悩み、セクハラ、パワハラ、必要以上な情報社会の弊害である無駄な不安感、社会情勢への不安、過度な期待、こうあらねばならないという責任感などなど。
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本当にストレス満載な世の中です。
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こういった世の中で生きていると、普段から交感神経が過剰に出ていて、常に緊張状態となっています。そんな状態で、さらに春の変化による緊張、忙しさなどで、一気に体は疲労困憊状態になってしまうのです。
何もしないでいると過剰は緊張状態から睡眠不足に陥ったり、食欲不振、健康状態の悪化など、一気に体調を崩してしまいますので、普段から意識的にセルフケアを行なっていくことが重要です。
セルフケアには、心身を緊張(交感神経)と、リラックス(副交感神経)をバランスよく機能させることが重要です。
職場などで、緊張状態が続いているのであれば、自宅に戻ったら、意図的にリラックス状態を作るセルフケアを心がけましょう。
私のセルフケア
・とにかく寝る
睡眠不足はダメです。ただでさえ何となく眠たい春です。夜更かしすると朝の目覚めが悪いですし、日中はボーッとしてやる気が起きませんから、無駄に仕事を溜めてしまい、仕事が終わらないストレスも溜めてしまいます。春はあえて、一日最低8時間は寝るように心がけます。
・自然に身を置く
都市部はダメです。都市部は人が多いですし、余計な刺激が満載で、アレがしたいコレが欲しいと、頭が興奮してしまいますからリラックスできません。山に登る、ただ海を見るなど、時間に余裕を持って、ゆっくりと過ごすのが良いです。
・行列に並ばない
コレは普段からのことですが、私の場合、行列はそれだけでストレスです。
・新しいことはしない
春は何か新しいことを始めたくなりますが、新しいことは慣れないことなので、それだけでストレスになります。冬はあまり動かないので、ちょっと体重が増えてしまい、ついランニングを始めようか?とかスポーツをしようとか思ってしまいますが、こういった普段の生活からの変化は、気づかぬうちに自律神経を刺激しますから気をつけましょう。
・予定も極力立てない
年度始め、今年一年の予定を考えたくなりますが、あえて考えないほうが良いです。計画を立てるとそれに向けて進まねばなりません。この「やらねばならない」という感覚が、追われる感覚に繋がりストレスになります
・とにかく手を抜く
無理はいけません。やりたくないことはやらない。手を抜いても良いんだと自分を許す、コレ大事です。
春は、何かと気持ちが逸るとは思いますが、活動的な生活は夏まで待って、まずはリラックスを心がけましょうね。
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