4月9日の朝刊、テレビのニュースにおいて、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、日本代表監督のバヒド・ハリルホジッチを解任することを認めた!との報道が流れました。
まさかのこのタイミングとビックリしました。
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過去、私が知る限り、成績不振での監督解任は、1998年フランスワールドカップのアジア予選最中、加茂監督を電撃解任、当時コーチだった岡田氏を後任に据えた、このときの一回限り。
その他、何度か監督交代はありましたが、オシムの体調の問題や、アギーレの疑惑によるもの、成績不振によるものはこの時一回限りでした。
まあ、サッカーの世界では監督解任はよくあることです。
ヨーロッパ辺りでは、チームの負けが込むと、選手を大量に変えるわけにはいかないですから、監督を変えて、チームに刺激を与えます。年に数人監督が変わることもザラですし、代表の監督だっておなじこと。
でも、さすがにこの本番2ヶ月前での解任は、結構衝撃を受けました。
このタイミングは、日本サッカー協会、思い切りましたね。
私の勝手な推測ですが
停滞感漂う日本代表、監督解任して、チームを立て直すようですが、今回の件、私の中ではさまざまな勝手な憶測が流れております。
1. スポンサー絡み?
チームで調子を上げていた香川真司をなかなか代表に呼ばないハリルホジッチ監督ですが、日本サッカー協会オフィシャルサプライヤーのadidas社、そのadidasのユニフォームをエースナンバー10番は、知名度の高い香川真司じゃなきゃ困る?
2. 協会人事絡み?
2016年のサッカー協会人事で、ハリルホジッチ監督を日本に呼んだ、当時の技術委員長が降格となりました。監督にとっては、その強力な後ろ盾がなくなったことが、今回の解任の後押しをしたのではないか?
あと、ハリルホジッチのサッカーでは視聴率が上がらない?協会理事にそういった関係に明るい人がいるので、やはりあの辺の大人の事情が絡んでくるのかな?
3. サッカーの質について、選手からの不満?
単純に、ハリルホジッチの指導力や、完成度の低さ、今後の伸びしろなど、サッカーの質を問題視したのか?
目標を高く持つのはいいことです。ゲームをコントロールし横綱相撲で、攻めて守って勝つような強者のサッカーに憧れますし、そんなサッカーで、ワールドカップの決勝の舞台に立つサムライブルーの勇姿を見たいです。
ハリルホジッチ監督の目指す、ある意味弱者のサッカーである、縦に速いカウンターサッカーへの拒絶反応があったのか?
西野朗監督について
バヒド・ハリルホジッチ監督の後任は、日本サッカー協会技術委員長の西野朗氏に決定しました。
西野監督は、ご存知アトランタ五輪の「マイアミの奇跡」を演じた監督であり、JリーグでもG大阪のACL制覇、Jリーグ優勝など数々の栄光を勝ち取ってきた監督ですが、2009年の天皇杯を制して以降は、タイトルからは遠ざかり、神戸や名古屋で指揮をとったが、思うような結果が出せず、2016年からは現場を離れ、日本サッカー協会の技術委員長になった方です。
西野朗監督は、どんなサッカーをするのでしょうか?
西野監督といえば、G大阪時代の「攻撃的」「ポゼッション」「パスサッカー」というイメージが強いです。戦術ありきではなく、タレントを活かしタレントを重視する戦術を取るイメージもあります。
ということは、戦術ありきではなくって、単純に監督が見て良い選手を選び、それから戦術に当て込んでいく形をとるのではないでしょうか?
ハリルホジッチ監督が目指していた縦に早いサッカーではなく、今までの日本代表と同じくポゼッションを意識したパスサッカーが復活するのではないか?
代表メンバーはどうなるのか?
何度も言いますが、本番までわずか2ヶ月しかありません。これから新たな選手を発掘する時間はありません。ハリルホジッチ監督と西野監督ではサッカーのスタイルは全然違いますが、技術委員長として、ハリルホジッチの代表を間近で見てきた人でもありますから、今までの過程を重視し、その中で監督の好みの選手のタレントを活かしたチーム作りをすると思います。
なので、ある程度今まで招集してきたメンバーの中から選手を選出するのではないでしょうか?
フォーメーションは、4-2-3-1として、考えてみましょう。
(◎:有力 ◯:多分選出 △:わからない 無印:ないでしょう)
GK
◎ 川島永嗣(FCメス/フランス)
◯ 中村航輔(柏レイソル)
△ 西川周作(浦和レッズ)
△ 東口順昭(G大阪)
CB
◎ 吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
◯ 槙野智章(浦和レッズ)
◯ 昌子源(鹿島アントラーズ)
△ 植田直通(鹿島アントラーズ)
△ 森重真人(FC東京)
三浦弦太(G大阪)
SB
◎ 長友佑都(ガラタサライ/トルコ)
◎ 酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
◯ 酒井高徳(HSV/ドイツ)
△ 遠藤航(浦和レッズ)
△ 車屋紳太郎(川崎フロンターレ)
宇賀神友弥(浦和レッズ)
MF
◎ 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
◎ 山口蛍(C大阪)
◯ 井手口陽介(G大阪)
◯ 香川真司(ドルトムント/ドイツ)
△ 長澤和輝(浦和レッズ)
△ 清武弘嗣(C大阪)
△ 三竿健斗(鹿島アントラーズ)
△ 大島僚太(川崎フロンターレ)
△ 柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)
△ 森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー)
FW
◎ 大迫勇也(ケルン/ドイツ)
◯ 本田圭佑(パチューカ/メキシコ)
◯ 岡崎慎司(レスター/イングランド)
◯ 原口元気(デュッセルドルフ/ドイツ2部)
◯ 久保裕也(ヘント/ベルギー)
△ 浅野琢磨(シュツットガルト/ドイツ)
△ 宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ2部)
△ 中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル
△ 杉本健勇(セレッソ大阪)
△ 小林悠(川崎フロンターレ)
うーん、わからない。まだ全然わからない。
多分、こういった状況ではある程度経験のある選手は必要でしょうから、本田、香川、岡崎のベテランビッグ3は選ばれそう。前回のブラジルW杯のメンバーを主体に所々のポジションに若手や勢いのある選手を入れる形でしょうか。
まあ、サッカーの世界では、いろんな考え方がありますし、何が正しいかなんてわかりません。ハリルホジッチ監督解任は、もう決まったことです。
一サポーターとしては、だれが監督かは関係なくって、どれだけ本番で夢やドキドキ感を与えてくれるかが重要なんです。
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