人は集まると、必ずモメごとを起こす
以前のブログでも書いたのですが、ある宇宙移住計画において、人類を他の惑星に移住させる際の様々な難題の中で、一番難しい問題が人間関係。
(関連)人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られるのだ
狭いロケットの中で、毎日毎日同じ顔を突き合わていると、必ず人はモメるようで、こればかりはどんなに頭の良い天才科学者でも根本的な解決方法がないのだとか。
人間はそのようにできているから、こればかりはどうしようもないことなんです。
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人が集まるとモメるのです。
私は平和主義の事なかれ主義。私自身の問題で誰かとモメることは滅多にないのですが、私の周りではちょくちょくモメごとが起こり、望んでないのに、そのモメごとの仲介役になったり、気づいたらそのモメごとの輪の中にどっぷりとつかっていたり・・。もらい事故です。
そんな面倒臭い人間関係ですが、この本を読めば解決してくれるはず。
ほんのちょっとだけ自分自身の行動を変えるだけで、関係を円滑にし、モメごとを作らない人になれるというのです。本の内容を簡単に抜粋してみますと以下のような感じです。
モメごとは小さなうちに摘み取るべし!
モメごとは、最初からモメごとであったわけではなくって、数多くの要因が積もり積もって、気づいた頃には大きな問題に変わっていってしまう性質がありますので、モメごとが小さなうちに、その芽を摘み取ってしまうってことがとても重要になります。モメごとが小さな段階で、ほんの少しコミュニケーションを変えるだけで、驚くほど簡単に解決してしまうのです。
人間を観察する力が重要
モメごとに遭遇した時は、まず人をよく見ることが重要です。
相手に何かを伝えたいときは、まず相手をよく観察し、相手がどういった状況なのかをきちんと把握し、相手に不必要な刺激を与えないようにすること。
相手が何に重きを置いているのか、そのポイントをきちんと見つけましょう。
相手が何を欲しがっているのかを忖度!
相手が何を求め、何を目的にしているのかの答えを探し、その目的に合った解決のストーリーを組み立てていくことで、話はだいたいよい方向に進んでいきます。
では、どうやって探すのかといいますと、それはもう会話の中から探していくしかないのですが、その時に重要なのは、自分が話すよりも、聞き役に徹することです。その人との関係性によっては、心の声を聞き出すことが難しい作業となるかもしれません、でも、相手の本心を聞き出すことは何よりも重要です。
ただ相手の話を聞くだけではなく、聞くという行為は、表情や動作も含めてのものなので、話しをきちんと聞いていても、不満そうな顔や態度をしていたら、更に火に油を注ぐ行為となってしまいます。相手が話して満足する空気作りが大切で、相手の承認欲求を満たし否定せずに聞くこと、これが大切です。
基本的に、争いの根底にあるのは「不満」ですから、その不満の正体を明らかにすれば、争い事はたいてい一気に収束に向かっていくのです。
ではでは、一番重要な、聞く力の鍛え方
まず日頃から、ただ耳を傾けるのではなく、表情を意識してみましょう。
少しくらいオーバーリアクションになってもいいので、表情を意識して聞く練習をしてみましょう。
相手の話を一度も否定せずに聞いてみましょう。
意識的にやってみることで、会話の中で、聞くスタンスでいる練習になります。
それでも、仮に失敗したら?
言い訳はNG。言い訳は、より大きな争いへと発展させてしまう可能性があります。
まずは謝罪です。何はなくともまず謝罪!自分の落ち度やミスを認め、きちんと謝罪することが大切です。まず謝罪して、相手の感情が落ち着いてからは、失敗した理由を説明することも必要ですし、その上で、具体的な改善策を提示しましょう。この段階で大切なのは、「具体的」であること。抽象的な改善策では、逆に相手を怒らせることになります。
その時も、表情はとても大切です。気持ちをきちんと表情でも表現しましょうね。
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One Reply to “争わない人間関係のコツ”