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ダークサイドに堕ちない術を持とう
スター・ウォーズを観たことがある方は「ダークサイド」という言葉、知っていますね?日本語で言えば「暗黒面」。映画の中で、アナキン・スカイウォーカー(のちのダース・ベイダー卿)は、そのダークサイドに堕ちてしまい、悲しい最後を迎える。
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ダース・ベイダーが、ダークサイドに落ちた理由
- 厳しい修行に耐えて、母を助けようと努力したが、奴隷となり死亡。
- 力はあるのに、精神面の不安定さから、マスターに登用されない。
- アミダラと恋に落ちるが、ジェダイの掟で、恋を許してくれません。掟と、愛情の板ばさみとなり、その後アミダラは死亡。
ダークサイドに落ちていく過程で、すべてを失った彼は、ジェダイに対する逆恨みから復讐心を持ち、完璧にダークサイドに堕ちてしまう。
確かに、愛する母を殺され、実力があるのに認めてもらえず、愛する人との交際を認めてくれない、怒り・愚痴・嫉妬の感情で心は完全に支配される。これをダークサイドに完全に堕ちたという。人間の負の精神状態とでも言うのか。全てがネガティブシンキング、周りのやつは全員不幸になれば良いのに、という最悪の精神状態である。
私も気付けば、40代。れっきとした大人の男で、日々社会の荒波にがっぷり四つで戦っており、嫌なことがあったら、ちょっとダークサイド寄りの日もある。そんな時は、何を考えてもネガティブシンキングで、次第に自分自身が嫌になり、やる気は出ないし、全てを放り出したくなる。良いことなんてありません。堕ちかけた原因なんて、結局のところ、自分自身の心の弱さにあることは明白なのだが。
ダークサイドに堕ちないために
のび太君は「一番いけないのは、自分がダメだと思い込むことだよ!」と言っている。その通りだ。自己否定は”負の感情”を呼び込んでしまう。
自分だけではなく、周りにこの感情が芽生えると、気を付けないと、知らず知らずのうちに自分も蝕まれていってしまう。愚痴は、言わない、聞かないに限るし、嫉妬する前に、自分の未熟さを反省しよう。怒りについては、まずは”怒り=悪”ではないということも理解しつつ、怒っている自分を一歩距離を置いてみて、冷静に受け止めてあげよう。冷静になれば、すぐに怒りの炎は消えていくはず。
人をダークサイドに堕とす、怒り・愚痴・嫉妬などなど。できるだけ近づけないように気をつけねばならない。
この世において、一人では生きていけないのは当たり前で、人は必ずどこかの集団に属している。私が属する大きな所属先”日本”、その日本人は特に群れるのが好きと言われている。さらには男性より女性が群れる傾向にある。
人はなぜか群れたがる動物だ、だから重視すべきは、群れの質。
群れたがる人の特徴
- 仲間外れが嫌
- 良くも悪くも目立ちたくない
- 独占欲が強い
- 自尊心が低い
- 信念がない
- 批判されない
- さみしがり屋
- 趣味がない
- 盛り上がるのが好き
私の周りで見かける、”群れたがる人”は、こんな感じに当てはまる。
群れたがらない人の特徴
- 人と接するのが苦手
- 自立心が強い
- そもそも一人が好き
- 個性が強すぎて人と性格が合わない
敵対する集団があると、その集団に、敵対するもの同士で自然と集団ができたりする。こう言った集団は得てして、愚痴や悪口を言い合うだけの、簡易的な集団であり、自分を高めてくれるようなポジティブ集団にはなり得なくて、間違って所属してしまうと、自分も同様に成り下がりレベルダウンは否めない。
また、仲間外れは嫌だから、とか、なんとなく寂しいからとかで、とりあえず属する集団というのも、その場しのぎで、心の隙間を埋めるだけのあまり意味のないもの。
自分はそんなつもりがないのに、気がついたらその集団に属しているような雰囲気になってしまった場合もあると思う。勝手に「あなたは仲間」と位置付けられて、知らない間に余計なトラブルに巻き込まれる可能性があるので要注意だ。
人間は、社会的な動物なので、だいたいの人は、集団への所属欲求というのがある。人が群れるのは、集団でいることの心地良さを求めるからで、その心地良さとは、集団や人間関係のなかに自分が受け入れられているという安心感だろうか。
ただ、その受け入れてくれた集団が、ネガティブ集団であったり、寂しさを埋めるだけのその場しのぎの集団であったりしたら、何も良いことはなく、結果として心地良い安心感は得られない。自分がネガティブな考えで、そういう集団を欲したら、そういう集団に属すし、寂しさでその場しのぎの集団を欲したら、そういう集団に属してしまう。
どんな集団に属するか、結局は自分次第。
群れるのは嫌、でも、ポジティブで自分を高めてくれる心地良い集団でなら、群れてもいいと思う。男のメンタルヘルスには、まず自分自身の心の持ちようと、属する集団の質が大切。
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One Reply to “男のメンタルヘルス考”